堺市東区は、堺市の中東部にあり、地域特性としては、ほぼ全域にわたって丘陵地があることです。
住宅地が中心となっていますが、それ以外にも田畑も多くあり、ため池がたくさんあるのがポイントです。
ただ、かつてよりも農家が減少したことから、ため池は少なくなっています。
市内の北西から南西には南海電鉄が走っているため、和歌山方面や大阪方面に行くには便利になります。
特に、大阪市のベッドタウンとしても知られている地域になります。
自動車を利用する場合には、北東から南西にかけて高速道路が通っていますので、やはり大阪市や和歌山市に出る時には便利でしょう。
堺市東区を通っている南海高野線の中でも、北野田駅周辺が区の中心地となりますので、商業施設が多く、買い物をするには便利な地域です。
当然不動産投資として見る場合には、地価が他地域よりも高くなっていますのでメリットになるでしょう。
丘陵地帯の農地は、田園地帯が中心となっており、きれいに整備された田園都市としての特徴があります。
これが周辺地域との相違点になります。
丘陵地は、住宅が多くありますが、この周辺は高台になりますので閑静な住宅街として人気があるのも特徴になります。
区内の面積は10.49km²、総人口は85,256人になります。
これは推計人口で2016年8月現在のデータによるものです。
人口密度は8,130人/km²ですので、堺市の中では比較的人口が多い地域になります。
町の情報としては、この地域の平均所得327万円と、大阪府の平均所得と比較してもやや高いのが特徴になります。
日本全国の平均所得がおよそ280万円ですので、50万円近く高くなっているのが特徴になります。
当然地価もそれなりの値段になっています。
ちなみにこの地域の平均的な地価は1平方メートルあたり12万6千円ほどになります。
全国平均は大幅に上回っているだけでなく、大阪府全体の平均を上回っています。
犯罪率について見ると、1.3パーセント前後になりますので、大阪府全体の犯罪率よりも若干少ないです。
ただ、日本全体の犯罪率は0.9パーセントになりますので、やや高い感じがしますが、人口のことを考えるととりわけ高い訳ではないのです。
犯罪率が高い地域は繁華街になりますので、不動産投資をする場合にはデメリットに働く可能性があります。
空き家率は13パーセントほどで大阪府の平均よりも高くなっています。
ただ、全国平均よりは低くなっています。