堺市南区は、堺市を構成している7つの区のひとつになります。
元々は堺市は政令指定都市には定められていませんでしたが、2006年4月に政令指定都市になり、堺市の役所や南支所管内の区域を南区としています。
地域特性としては、大阪府を代表するニュータウンである泉北ニュータウンがある点で有名です。
堺市は大阪市まで行くのに列車でおよそ30分から40分の距離になります。
大阪市までの通勤が容易なことから、ベッドタウンとして発展した点は他地域との相違点と言えるのではないでしょうか。
ただ、泉北ニュータウンはすでにニュータウンというには古く、老朽化や住人の高齢化だけでなく、人口減少の問題も深刻になっています。
面積は40.39km²、総人口は146,220人、2016年8月の推定人口密度は3,620人/km²となっています。大阪市などと比較するとゆったりとした町であることがわかります。
不動産投資の観点からすればインカムゲインの場合であれば、比較的高い家賃でも問題ないでしょう。
では周辺環境についてはどうでしょうか。
投資をする場合には周辺環境を見ることでメリットになるか、それともデメリットになるかがわかってくれるのではないでしょうか。
まず、平均所得は327万円になります。
この数字は、大阪府の平均よりも7万円ほど高くなっています。
全国平均は276万円ですので50万円近く高い地域になります。
これは堺市の丘陵地帯が高級住宅街になっているからと言う理由もあるでしょう。
いずれにしても、投資をするときにはメリットに当たります。次に、犯罪率を見てみるとおよそ1.7%です。
全国平均は0.9%、大阪の平均は1.6%ですので平均値になります。ただ、人口などから考えると、それほど高くないのです。
では空き家率についてはどうでしょうか。空き家率10%台と全国平均に比べても3%少ないのが印象的です。
空き家が少なければそれだけ投資として賃貸に出した場合空室になる可能性が低いと言うことになります。
空き家率が低いのは、駅前が中心になります。ニュータウン近辺は高齢化が進んでおり空き家率が高くなっていることに注意をするべきです。
南区の駅についてみると、泉北高速鉄道に3つの駅があります。区内のとこから映るを利用するにしても利用しやすい地域になります。
堺市南区の地価は平均で126,000円になります。これは平方メートル換算したときの数字になりますので注意が必要です。