大阪府内でも比較的コンパクトな自治体である大阪狭山市は、近年「人口増加」に注目が集まっている街です。
ベッドタウンとしての役割を持ちながら、住環境の特徴がはっきりしている点も見逃せません。
この記事では、大阪狭山市の基本情報とともに、メリット・デメリットを整理して紹介します。
大阪狭山市とは
大阪狭山市は、大阪府南河内地域に位置する自治体の一つです。
総面積は11.92平方キロメートルと小さく、内陸部にあります。
北側は堺市(東区・美原区)、西側は堺市(中区・南区)、東は富田林市、南は河内長野市と隣接しています。
2016年8月1日時点の推計人口は57,928人で、大阪府内の市としては人口規模が小さい部類に入ります。
一方で、人口密度は1平方キロメートルあたり約4,860人と、決して過疎ではありません。
市の木はサクラ、市の花はツツジです。
また、和歌山県日高川町とは2000年から友好都市、アメリカ合衆国オレゴン州オンタリオ市とは1974年から姉妹都市の関係にあります。
大阪狭山市のメリット
大阪狭山市の大きな特徴として、2000年代以降の人口増加傾向が挙げられます。
直近の国勢調査では、人口増減率がプラス0.20%を記録しました。
数値としては大きくありませんが、人口減少が進む自治体が多い中で「増加」を維持している点は重要です。
ベッドタウンとしての立ち位置
大阪狭山市は、大阪市や堺市へのアクセス圏内にあるベッドタウンです。
特に市南部には狭山ニュータウンと呼ばれる大規模な住宅地があり、居住者数の増加が市の人口を支えています。
主だった産業を多く抱える自治体ではないからこそ、定住人口の増加は税収面でも大きな意味を持っています。
市内にパチンコ店が存在しない
大阪狭山市では条例により、市内にパチンコ店が一件もありません。
この点を「落ち着いた住環境」と捉える人もいれば、「娯楽が少ない」と感じる人もいるでしょう。
価値観によって評価が分かれるものの、街の雰囲気を特徴づける要素の一つであることは確かです。
大阪狭山市のデメリット
一方で、交通利便性については課題もあります。
鉄道網が限られている
市内を走る鉄道は、南海電気鉄道高野線のみです。
駅は狭山駅・大阪狭山市駅・金剛駅の3駅に限られています。
市域がコンパクトとはいえ、沿線から離れた地域に住んでいる場合、通勤や通学の利便性は自家用車の有無に左右されやすい状況です。
バス交通の使いにくさ
市内には南海バスの路線があり、狭山ニュータウンと市内各所を結んでいます。
しかし、狭山駅や大阪狭山市駅にはバスターミナルが整備されておらず、乗り換えのしにくさを感じる人も少なくありません。
この点は、地元住民からも改善を望む声がある課題です。
まとめ|大阪狭山市はどんな人に向いている街か
大阪狭山市は、ベッドタウンとして人口増加を維持している、コンパクトで落ち着いた街です。
住環境の静かさや定住志向の強さは、大きな魅力と言えるでしょう。
一方で、鉄道やバスといった公共交通の利便性には制約があります。
車を利用する生活スタイルかどうかによって、住みやすさの感じ方は変わる街だと言えます。