堺市中区は、人口およそ12万人、面積はおよそ17万平方メートルある堺市を構成する区のひとつになります。
もともと堺市は政令指定都市ではありませんでしたが、2006年4月から政令指定都市になりました。
地域特性は、元々は商人が多くいる町だったことです。
現在でも多くのお店がありますが、大阪らしさという点においては歴史的視点から見ると大阪らしいといえるでしょう。
そういう意味では他地域と相違点があると言えます。
区内の地形は、平地がある一方で、東の方が丘陵地帯が続いています。
平地は多くの人が住んでいます。特に、区の北側半分は市街化区域に指定されています。
泉北高速鉄道が開通してからは、商業施設も増えてきており、宅地化が進んでいます。
丘陵地は高級住宅街としても知られており、金持ちが比較的多く住んでいます。
丘陵地が高級住宅街になり得るのは、静かな環境が約束されるからです。
わざわざ丘陵地に繁華街を作ったりすることもありません。
そういう理由から、丘陵地は高級住宅がいになりやすいのです。
そして、静かな環境であることだけでなく、水害を受けにくいという理由もあります。
そのため、区内の所得は全国平均の270万円よりもおよそ50万円高い320万円が中区の平均的な所得になっています。
犯罪率はどうでしょうか。その地域に住むに辺り犯罪率は気になるところです。
中区の犯罪率は2.3パーセントと大阪の平均である1.6パーセントよりは高い数値を示しています。
ただ、犯罪率は、人口にも関係してくることを考えるととりわけ多いわけではないことが分かるのではないでしょうか。
犯罪率と人口密度は比例するといっても過言ではありません。
そういう意味では、特別に犯罪率が高いというわけではないのです。
子供がいる家庭やこれから子供を産む家庭は待機児童や学校が気になるのではないでしょうか。
待機児童は、3.6パーセントと大阪府と比較しても多くなります。
また全国平均が0.9パーセントほどであることを考えるとやや多い傾向があるのです。
ただ、小学校や中学校の数は平均的にありますので、どこに住んでいても学校に困ることはないでしょう。
不動産投資をする場合に気になるのは、その地価です。堺市中区の地価は1平方メートルあたり12万6千円になります。地価も場所によって異なりますので、メリットになる可能性もありますが、デメリットになる可能性もあります。
駅前の地価はたの地域よりは安いので、そこを狙ってもいいかもしれません。