八尾市とは大阪府中河内地域に位置する地方自治体の一つで、特例市に指定されています。
近年では他地域との相違点に着目をして、不動産投資の面から注目を集めています。
ここではまず八尾市の地域特性について紹介しましょう。
はじめに面積ですが41.72平方キロメートルとなっています。
また人口は2016年8月1日の推計によると、268299人となっております。
人口密度は1平方キロメートルあたり6430人です。
隣接する自治体には大阪市、東大阪市、柏原市、藤井寺市、松原市があり、また奈良県とも接しているので生駒郡平群町や三郷町ともとなりあっています。
次に鉄道網について紹介しましょう。
市内には西日本旅客鉄道(関西本線、おおさか東線)、近畿日本鉄道(近鉄大阪線、近鉄信貴線、近鉄西信貴鋼索線)、大阪市営地下鉄(谷町線)が走っており、住民の生活を豊かにする働きをしています。
主要駅は西日本旅客鉄道の八尾駅と、近畿日本鉄道の近鉄八尾駅です。
市内の中心部にあるのは後者の方であり、乗降客数もこちらの方がまさっています。
さてこのような地域特性のある八尾市ですが、不動産投資におけるメリットやデメリットはどのようになっているのでしょうか。
次はこのことについて紹介しましょう。
まずメリットからです。
利便性の高さは、やはり不動産投資において有利にはたらく材料となるでしょう。
現在日本の人口は減少傾向にあり、以前はたくさんの人が住んでおり地価も高かったエリアでも、交通の便が悪いとすぐに高齢化してしまう傾向にあります。
このようになってしまうと産業や経済の回転が鈍くなり、地価が下がってしまう原因になります。
したがって交通の便が良く大阪市や京都市へのアクセスが容易であるという点は、不動産投資においてはプラスに働く材料だと考えて間違いはありません。
しかし一方では、すでに八尾市では人口の減少がおきていることから、投資は危ないと見る見方もあります。
直近の国勢調査からの増減率は0.74%の減少になっていますし、生産年齢人口の増減率が8.81%の減少となっています。
つまり全国的な傾向に逆らうほどの勢いがある地域ではない、という捉え方をすることもできるでしょう。
しかし府内屈指の工業都市であること、また地元に住んでいる方々の産業や消費に対する姿勢などから一般的には評価が高く、三菱UFJ不動産販売の調査では民力度について府内屈指の成績を収めています。