大阪府大阪市大正区は、大阪市の西側に位置する区のひとつになります。
大正区の面積は9.43km²、総人口は64,766人、人口密度は6,870人/km²です。
人口は市内の区の中では平均的になります。
地域特性としては、区全体が海と運河にぐるりと囲まれており、内陸にある島のようになっています。
水資源に恵まれている点が、他地域との相違点となっています。
大正区内の特徴は、他の区と異なり鉄道の駅が一駅しかないことです。
そこにあるのは、ジェイアール西日本と大阪市営地下鉄の大正駅になります。
鉄道の駅が少ない代わりに、府営バスでカバーしているのです。
不動産投資としてみた場合は、マンションが中心の投資となるか、駐車場の投資がメリットを享受できるのではないでしょうか。
マンションは、ワンルームマンションもありますが、家族住まいのマンションが中心になるでしょう。
家族住まいのマンションの場合は、子供がいる家庭が中心となりますので、学校や病院、公園などが十分にあるかどうかが気になるところです。
この点、中学校は4校、小学校は10校あります。
未就学の子供がいる場合には、幼稚園が6園あります。
そのうちの2つは府立の幼稚園になります。気になる待機児童ですが、保育園の数もそれなりに充実していますので、待機児童数は1パーセントを切っています。
平均的な待機児童数と言うことができるでしょう。
公園については大正区内に大きな公園が2つありますので、子供を遊ばせるには十分な環境といえます。
大正区に住むにあたり犯罪率が気になるところですが、1.6%と大阪府内での標準値に近い数字になります。
大阪の標準は、1.4%台になりますので、それほど大きな違いはないでしょう。
犯罪が発生しやすいのは人が多いところ、すなわち繁華街になります。
大正区内での住宅街はそれほど犯罪が起こるわけではありません。
ただ、繁華街周辺に不動産を持つ場合にはデメリットになる可能性もあります。
土地の価格についてはどうでしょうか。
大正区の土地の価格は平均で1平方メートルあたり52万円になっています。
大阪市内では標準よりも低い土地の値段になりますが、大阪府全体からすれば高い傾向です。
1990年代前半には現在の4倍から5倍位の土地の値段になっていましたが、2000年代前半には元に戻り、現在までそれほど大きな変化がありません。
空室率は14%程度です。
大阪市の平均空室率は14%程度ですので、大阪市の平均値とそれほど大きな違いはありません。