和泉市とは大阪府泉北地域に位置する内陸都市です。
現在では不動産投資の観点からも重要な自治体だと見られています。
この理由には他地域のベッドタウンになっていることや、その他の府内の自治体との諸々の相違点などが挙げられます。
はじめに和泉市の地域特性について紹介しましょう。
こちらの地理的特徴ですが、面積は84.98平方キロメートルで、堺市、岸和田市、河内長野市、高石市、泉大野市、泉北郡忠岡町ととなりあっています。
また和歌山県との県境になっている箇所も一部あり、伊都郡かつらぎ町と隣接しています。
人口についてですが、2016年8月1日段階での推計は185913人となっています。
なお人口密度は1平方キロメートルあたり2190人です。
次に市内の鉄道網についてです。
JR西日本の阪和線と泉北高速鉄道の泉北高速鉄道線が走っており、住民の生活の大きな支えとなっています。
主要な駅はJR西日本では和泉府中駅、泉北高速鉄道では和泉中央駅です。
また路線バスの利便性も高く、南海バスや南海ウィングバス南部などがあります。
関西国際空港へはリムジンバスが発車されていますが、大阪国際空港へのリムジンバスはありません。
さてこのような地域特性を持つ和泉市ですが、不動産投資においては様々なメリットとデメリットがあります。
まずはメリットについて紹介していきましょう。
和泉市の場合には将来性があるという点が、他地域に比べて優位性を保っている理由の一つです。
これはこの自治体の人口増加率から言えることです。
1970年以降、常に増加の傾向にありますし、直近の国勢調査からの増加率は4.01%と府内の43市町村中で2位にランクインしています。
このような人口の増加が著しい地域で不動産投資を行えば、将来的に高い利回りを期待することができます。
人口の増加は経済の回転が良くなることにつながるのです。
北西部では西日本旅客鉄道阪和線和泉府中駅周辺の都市開発が進行中ですし、中部では都市再生機構への委託によって積極的に宅地開発が行われています。
したがって将来性は大阪府内でも有数の自治体であると言えるでしょう。
このことは三菱UFJ不動産販売が公開している住みよさランキングでも、成長力ランキング府内7位という好成績を収めていることからも証明されています。
一方でデメリットとしては利便性に若干難があるというところが挙げられるでしょう。
大阪市のベッドタウンとしては他地域に劣る面も多いので、投資の際には十分に注意する必要があります。