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AI(人工知能)

AI(人工知能)の活用事例とは

AI(人工知能)の活用事例とは

人工知能は今やいろんなところで活用されています。
極端な例としては、人間の代わりに物事を考えて仕事をやってくれる、ということを想像するかもしれません。
しかし、家電製品などにもその能力は生かされています。

人工知能という言葉が意味する範囲は広くて、その用途は多岐にわたります。
その例をチェックしていきたいと思います。

最近話題の囲碁・将棋

囲碁や将棋の世界での人工知能はいまや人間を超えているといってもいいかもしれません。

将棋の世界では2012年から「将棋電王戦」というトーナメントが毎年開催されていて、コンピュータと人間が対局しています。初回こそ互角に戦っていたのですが、回を重ねるごとにコンピュータが勝利をおさめるようになりました。

囲碁に関しては、将棋よりももっと複雑で、その打ち筋の数は天文学的とさえいわれていおり、コンピュータが人間に勝つには何十年もかかると言われていました。
しかしついに2016年1月にGoolgeの人工知能「AlphaGo」が人間を破りました。

自動運転

これもニュースで話題になっている自動車の自動運転です。
カメラ、GPS、その他のセンターを使って、周囲の情報を集めて、人工知能で計算し、予測し、自動車を動かします。

トヨタ、メルセデスベンツ、Googleなど世界中のメーカーがしのぎを削って開発しています。
すでに高速道路においては、半自動化といえるレベルが、国産車にも搭載されて実用化されています。テストでは一般道路でもほぼ自動運転に成功しています。
あと何年かすれば間違いなく自動運転は実現化しているでしょう。

スマホアプリ

「乗換案内」といメジャーなアプリがあります。もしかしたら皆さんのスマホにもインストールされているかもしれません。

この「乗換案内」Android版に人工知能を使った新機能を搭載しました。富士通の人工知能技術と連携して、列車の遅延時間を予測できるというものです。

具体的には、鉄道で事故・災害が発生して列車遅延が発生した場合に、その路線の再開を待つか、振替輸送など別路線に迂回するかを、ユーザーが判断するのを支援するための情報を提供します。
現在、関東の138路線で実証実験が行われています。

ユーザーから「ジョルダンライブ!」に寄せられた鉄道運行に関する過去の投稿情報と鉄道運行情報などを、富士通株式会社の機械学習技術「Zinrai」によって学習させて、現在の投稿情報と運行情報から遅延時間を予測します。

医療

人間にとってもっとも有効なものと期待されているのが医療分野です
数々の論文、遺伝子情報等、医療に関する情報は膨大なものです。その膨大な情報を人工知能が記憶し、学習して、患者の病状から原因を解明して最適な治療法を提案します。

現在開発中のシステムを使用すれば、患者の情報を入力して10分程度すれば、病気の推論結果を過去のデータを一緒に表示することが可能になるということです。

「IBM Watson」という人工知能の例を紹介しましょう。
ある60代の女性患者は急性白血病と診断されて、半年間抗がん剤の治療を続けていましたが、病状がよくなりませんでした。

そこで「IBM Watson」が2000万件以上の論文を学習して、正しい病名と治療法をアドバイスしました(正しい病名は第二次性白血病)。
するとその患者は数カ月で回復に向かい、現在通院中ということです。

患者の情報を入力してからわずか10分で、正しい病名と治療法が解明できたことに驚きの声があがっています。もしこの診断がなければ病状が悪化し、患者は死に至っていたいうことです。
今の「IBM Watson」は診断が難しい2例の白血病患者を判断して、適切なアドバイスをしているということです。

siri(シリ)

言わずと知れたApple社のiPhoneシリーズに搭載されているAI。iMac、MacBookにもOS10.12より搭載されました。スケジュールの追加・確認・レストランの検索・ツイートを投稿などユーザーをサポートする様々な機能が備わっています。
初期は日本語の音声認識機能が今ほど精度が良くなかったので、使えないといった声がよく聞かれましたが、現在では精度がかなり向上し、簡単な操作であればほとんど認識ミス無く使用することが可能。
男性の声と女性の声を選択することができます。

Cortana(コルタナ)

Cortanaはマイクロソフトが提供する音声認識型のパーソナルアシスタント機能です。
Windows10より搭載されました。
siriと同じく、明日の天気の確認やアラームの設定、レシピ検索など様々なシーンでサポートを行ってくれます。
まだ提供が始まったばかりなので、siriの性能には劣りますが今後改善が期待できるAIのひとつです。

Viv(ビブ)

siriを開発した「Viv Labs」が開発した次世代の音声認識AIが「Viv」です。
siriと違い複雑な質問を理解し応えることができるとのことです。まだ実装はされていませんが、その性能からとても期待が集まっているAIです。
自然言語を自動解析し、自身でプログラムを作りあげることが可能となりました。
日々学習を続けるAIなので、使う度に精度が増していきます。今最も注目されているAIのひとつです。

りんな

マイクロソフト社が開発した女子高生人工知能のりんな。他のAIと違いスケジュールの管理やレストランの検索などはしてくれません。基本的にはLINEで会話をするためのAIです。
しかしかなり性能は良く、たくさんの隠し機能が備わっています。犬の写真を送付すると犬種を教えてくれたり、明日起こしてほしい時間を伝えるとその時間の5〜6分前にりんなからスタンプが送られてきます。
他にはしりとりや秘密手帳など、興味深い機能も備わっているコミニケーション型のAIです。

ELIZA(イライザ)

イライザは1966年に誕生した世界初の人工知能です。自然言語処理プログラムのひとつで、人工無脳の起源となったソフトウェアです。
今のような音声での認識機能は無く、ユーザーが打ったテキストに対しテキストを返すチャット型のAIでした。
後の人工知能・人工無脳に多大な影響を与えることになり、あのsiriにイライザについて尋ねると色々教えてもらうことができます。

Tay(テイ)

Microsoftが開発した人工知能。メッセージをオウム返ししたりすることでユーザーの好みに合わせてカスタマイズできたり、ジョークを言ったり、受信した画像に沿ったコメントを返したり、りんなと似たような機能が備わっています。18~24歳の女性という設定でツイートをしていましたが、ユーザーが差別的な発言を繰り返し教えたことにより、ヘイト発言を繰り返し行いました。大問題となり今は公開が中止されています。

人工知能の未来と人間

このように現在では私達に身近なところで人工知能は活躍しています。お掃除ロボット「ルンバ」もそのひとつです。

未来にはもっと人工知能が人間に代わって多くの仕事をやってくれることでしょう。

しかし人間にできて、人工知能にできないことが一つだけあるそうです。
それは「ひらめき」だそうです。
パッとなにかを思いつく、ふとなにかを思い出す。といったことは人工知能にはできません。人工知能は蓄積された情報を活用して予測、推論しているからです。

人工知能の可能性ともに人間の可能性もまだ少しは残されているのかもしれません。

AI(人工知能)用語集

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WMR Tokyo - 人工知能とは

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