人事評価が決め手な理由
社員が仕事をするうえで求めているものはやりがいやスキルアップなど様々ですが、どんな社員でも気にしていることが人事評価です。人事評価は会社から自分がどう見られているかを判断する指標であり、昇給や昇格にも直結するため内心では誰もが気にしています。
そのため、経営者は社員が納得できる人事評価をしなければなりません。評価される社員本人やともに働くメンバーが正当に評価されていないと感じると、経営者だけでなく会社そのものへの不信感に繋がります。そうなると仕事へのモチベーションが低下して効率が落ちてしまうのです。
社員を正当に評価することは簡単ではありませんが、経営者の大事な役割でもあることを認識する必要があります。
社員を理解する大切さ
社員が納得できる評価をするためには、経営者自身が社員のことを理解しなければなりません。同じ会社で働く社員の中にも様々な性格の持ち主がいることは当然ですが、表面的に分かっているだけではなく深く理解しなければ正当な評価をすることは難しいのです。
例えば、朝早くから出社して仕事に取り組み夜は残業をいとわずに働く社員と、始業時刻ちょうどに仕事を始めて終業時刻ちょうどに仕事を終えて帰宅する社員がいるとします。表面的には前者の社員の方が優れているように見えますが、実際は後者の社員の方が仕事が出来ることも珍しくありません。定時内にしっかりと仕事を終えることは会社の支出を減らすことになり、コストパフォーマンスが良いとも判断できるのです。
自分で対応できなければ外部コンサルタントを使う
経営者が社員のことを理解して評価することが理想だとしても、経営者がやらなければならない仕事の範囲は非常に広く社員一人一人のことを理解することは現実的に難しい場合もあります。そんなときは、外部の人事コンサルタントの意見を聞くことも一つの方法です。
人事コンサルタントは純粋に社員が企業にとってどれだけの貢献をしているかを判断できるため、適切な人事評価を行うための重要な判断材料を提供してくれます。出社の早さや勤務時間の長さといった表面的に分かる事柄だけでなく、実際に社員が残している結果を重視して評価することが可能になります。
社員とよりよい関係を築くためには、社員の貢献をくみ取って正しく評価することが必要なのです。