購入は楽だけど売却は難しい
近年、伝統的な古民家が人気です。
都会から田舎に移住する人が選んだり、レストランやカフェ、アトリエなどとして利用されています。
人気が高まり需要も増えていることから、市場に出回る物件の数も増え、専門に扱う不動産会社もあるほどです。
しかし、比較的簡単に購入できる一方、売却となると話は別です。
売りますと言って不動産会社に相談をしても、同じように売れ残っている物件が多数あるので、簡単に売ることはできません。
人気があるのに売却しにくい理由は、古民家の購入を希望する人がまだまだ限られているからです。
世間から注目を集めていると言っても、物件を探す人の割合からすれば極一部に留まっています。
また、建物には伝統的な魅力があっても、立地している場所は田畑が広がる大自然の中です。
近くにスーパーやコンビニはなく、駅までの距離も遠くバスもほとんどありません。
生活環境として非常に厳しく、店舗として利用しようとしても、お客さんを獲得できない可能性が高くなっています。
こうしたデメリットもあることから、売りますと言って市場に出してもすぐに買い手が見つかりません。
そのため、不動産会社に相談をしても、査定額を大幅に下げられたり、最悪の場合断られることもあります。
古民家の売却成功の道
それでも古民家の売却を成功させるためには、できるだけ多くの不動産会社に問い合わせることが大切です。
インターネットの一括査定を駆使しながら不動産会社を探せば、高く売れる相手が見つかる可能性は高まります。
また、専門の不動産会社に相談するのも良い方法です。
専門の不動産会社は、古民家の購入を希望する顧客を多数抱えています。
購入希望者が多数いる不動産会社に相談すれば、売りたい物件が理想どおりという買主が現れる可能性は高いです。
長期化せず短期間で売却することができるので、専門の不動産会社に相談するのはおすすめです。
また、専門の不動産会社は物件だに注目するのではなく、使用している梁や柱にも注目しています。
古民家に使用されている梁や柱は、非常に強度が高く現在でも人気が高いです。
そのため、建物全体の価値は低くても、使用している梁や柱には価値があると言ったことがあるのです。
梁や柱に価値がある場合、古材として再利用が可能です。
専門の不動産会社のなら、使用している梁や柱などの木材にまで注目して評価をするので、他の会社では売れない場合でも売れる場合があります。
売却を考えているなら、専門の不動産会社に相談しましょう。