私の小中学校時代はプロ野球の全盛期ではなかったかと思います。番組ではどこかで必ず野球中継をしておりました。
特に巨人戦が主流。私は九州に住んでいたので、プロ野球中継はNHK以外全て巨人戦でした。
選手ではピッチャーが江川、西本、定岡と行った3本柱。バッターで篠塚、原、中畑、キャッチャー山倉の時代です。
監督は藤田さん、王さんの時代ですかね。
少しひねくれていた私はその巨人の放送を見ながら、なんで巨人だけ放送するんやの反骨心と強い巨人が嫌いになっていきました。
父親が帰宅するとテレビはナイター中継とチャンネルが変えられるので、嫌でも野球を見なければなりません。
父は巨人フアンで、巨人が勝つたびに喜んでいたのですが、TVを独占される悔しさと当時は番組を変更して試合を延長して放送する中継が結構嫌いでした。
そんな思いから私はライバルの阪神タイガースのファンとなってくのであります。小学校のころはBクラスが多い、これと言った強い球団ではなかったのですが、優勝する前の年にバースが入団して阪神は変わりましたね。
江川が入団問題含めて憎たらしく、掛布がホームラン打って勝利した日の試合は最高に気分が良いのと、父親の目が血走っている様子が今でも脳裏に焼き付いております。
優勝する年にはバックスクリーン三連発もTVでみることができ始めての2リーグ制になってからの日本一は最高でした。
阪神では伊藤、工藤、中田、ゲイル、池田と言ったピッチャーが主流であまり目立ちませんでしたが、打強投低と言われながらも、中継ぎに福間、抑えに山本、中西と今の役割をあの時代につくり上げていたのはすごいと思います。
80年代は2,3年に一度は巨人がリーグ優勝し憎たらしい程。もちろんナイター中継、CMも巨人の選手ばかりでした。20時54分に終了することも無く、強い巨人が勝つ試合終了までTV見させられたあの時代が非常に懐かしいです。
今、プロ野球は民放でのTV中継はあまりなくなり、BSやケーブルTVで見る時代。番組延長とかそういったのもなくなり時代はガラッとかわりましたが、憎き巨人が負ける試合は本当に嬉しかったと感じたのは私だけだったのでしょうか。
1970年代生まれの私ですが、プロ野球ナイター中継の全盛期、巨人強しでも私は阪神ファンで1985年の優勝に歓喜しました