だいたい10歳前後の頃でしょうか、自分のお気に入りの歌手や、好きな流行歌が出てきますよね。
1976年生まれの私がそんな時期になった頃には、まだCDというものは一般に普及していませんでした。
音楽を聴くのはカセットテープ。TVで流れているのをラジカセで録音です。
TVと一緒に歌いたいのをガマンして、録音が終わるまで静かに待って…途中で家族の誰かが、ドアをバタン!と開けて入ってきて、怒りがこみ上げたこともしょっちゅう…。
または、ラジオ番組を録音していました。
今のような英語混じりの軽快なDJのトークなどない、いかにもAM放送といった感じのおしゃべり。
好きな曲がかかると録音ボタンを押して、曲の最後にしゃべりがかぶさってくるとまた怒りが…。
そんな、曲のデータを残すにも一苦労だった時代でした!
雑音だらけの曲を聴きながら、歌詞を自分で書きとって歌うのが楽しみでした。