内装工事のクラウドサービス［REMODELA（リモデラ）］を提供するREMODELA株式会社が約5,100万円の資金調達を実施、ＶＲ新機能開発へ

賃貸不動産の原状回復工事をWEB/スマホで完結させるクラウドサービス

2021年3月、内装工事のクラウドサービス「REMODELA（リモデラ）」を開発・運営するREMODELA株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役：福本拓磨）は、約5,100万円の第三者割当増資による資金調達を実施いたしました。

【引受先　※敬称略、順不同】

ハックベンチャーズ株式会社（所在地：大阪府大阪市、代表取締役金沢崇）
株式会社セゾン・ベンチャーズ（所在地：東京都豊島区、代表取締役社長三浦義昭、株式会社クレディセゾンのコーポレートベンチャーキャピタル）
田中邦裕氏（個人投資家、さくらインターネット株式会社代表取締役社長）

【REMODELAが生まれた背景】

創業者である福本は2013年に起業し、不動産業並びに建設業を営んできました。賃貸住宅は一般的に入居者が入れ替わるたびに内装工事を行いますが、デジタル化が難しい領域のため作業量が多く、発注者、受注者双方が不便を感じる場面が今でも多く残っています。昨今のVR技術の発展やマッチングサービスのトレンドからヒントを得て、アナログな部分を解決すべく［REMODELA（リモデラ）］を2020年にリリースしました。

【REMODELAとは】

賃貸不動産の原状回復工事を対象としており、 REMODELA（リモデラ）を利用することでスムーズに内装工事ができるようになります。
発注者（不動産会社）は、見積、現地確認、発注までWEB上で完結できるようになり、また受注者（リフォーム会社や職人）はスマホアプリから仕事を選んで受注できるため営業、見積、請求業務等が不要になります。
双方の業務が効率化し、より早くより安価で工事が行えるため、 2020年2月のリリースから1年、関西圏だけで200社を超える不動産会社に導入されています。

【資金調達の目的】

VR関連の新機能開発
内装工事の現場では、メジャーで室内を隅々まで採寸して見積を作成するのが一般的ですが、レーザースキャナを活用した採寸、見積作成の自動作成機能の開発を行います。
東京拠点開発
2021年3月現在、関西エリア（大阪および京都、兵庫の一部エリア）でのみ展開していますが、全国展開を見据え、まずは東京エリアへサービスを展開します。

【引受先からのコメント】

ハックベンチャーズ株式会社古林大輔氏からのコメント
大阪/関西にベンチャーエコシステムを構築し地域社会に貢献することを目的としたファンドより、初回投資を実行しました。「REMODELA」は昨年のリリース以降、ユーザーの獲得が順調に進んでいます。ニッチな分野ながらユーザーである管理会社のニーズを的確にとらえており、株主となられるセゾン・ベンチャーズ様との事業シナジーにより更なる成長が期待されます。次代を担う素質をもったタフな経営者である福本社長とREMODELA社に対し、出来る限りの支援を継続していきたいと思っています。

株式会社セゾン・ベンチャーズ石川裕氏からのコメント
一件当たりの単価は大きくないものの、数年ごとに確実に発生する退去時のリフォーム工事市場への着目、管理会社（又はオーナー）・職人双方のニーズをプラットフォーム上でマッチングする仕掛けに興味を感じました。クレディセゾンにおいても、ワンルームマンション事業者や賃貸管理事業者との提携があり、提携先ニーズにも貢献できると思料しております。
３Ｄカメラのハード・ソフト面での技術革新が進んでおり、施工後の画像を賃貸の新規募集に活用できれば、管理会社にとって価格以上のメリットになると思われ、よりよいサービスに昇華していくことを期待しています。

田中邦裕氏からのコメント
福本さんがリモデラを立ち上げた当初から、メンターとして関わらせていただき、今回このように出資をさせていただくことになった事は大変嬉しく思っています。私自身も賃貸マンションの経営行っていますが、入居者が入れ替わるたびにかかる高額のリフォーム代に、何か解決策が無いかと思っていました。リフォームのコストというペインが、福本さんの専門性とITにより解決され、ビジネスがぐんぐん成長することを期待しています。