交野市とは大阪府の自治体の一つです。
北河内と呼ばれる地域に位置しており、隣接する自治体のうち大阪府内の自治体としては、枚方市、寝屋川市、四條畷市があります。また交野市の外周の一部は大阪府と奈良県の県境になっており、奈良県生駒市とも隣り合っています。
市民憲章は日本で一番短く、「和」の一文字です。市の木はサクラ、市の花はツツジです。またキジ、おりひめちゃん、星のあまんというシンボルもあります。
交野市の面積は25.55平方キロメートル、総人口は2016年8月1日段階で推計76350人となっています。なお人口密度は1平方キロメートルあたり2990人です。
そんな交野市の良いところと悪いところについて、ここでは紹介しましょう。
まず良いところですが交通網が発達しているという点が挙げられます。
鉄道関連では京阪電気鉄道交野線(郡津駅、交野市駅、河内森駅、私市駅)と、JR西日本片町線(河内磐船駅、星田駅)が走っており、市内の住民の足として非常に重要な存在になっています。中心となる駅は交野市駅とされています。またバス網も京阪バスの運行エリアが広く、重要な交通手段となっています。
さらにレジャー関連の施設が多く、他地域から訪れる人が多いのも特徴です。
府民の森くろんど園地や府民の森ほしだ園地などがあり、後者には人道用の吊橋としては国内最大級の星のブランコは非常に人気です。
人口の増加率良いう観点からも、交野市は発展を続けていることが見て取れます。
直近の国勢調査では0.05%と微増でしたが、1970年以降一貫して増加傾向にあるという点は、非常にプラスに捉えられる点です。
一方で交野市の悪いところですが、こちらは財政の健全度が非常に低いという点が挙げられます。
これは第二京阪道路が市内を縦断することに伴い、立ち退きを迫られる市民のだいたい土地を確保するために先行して近隣の土地を購入していたことに起因します。
実際にはその多くが売却されずに残ってしまったことから、資金や利息が莫大な額になってしまい、市の財政を圧迫してしまったのです。その結果平成9年には交野市の土地開発公社はピークとなる360億円の借金を出してしまうという状況に至りました。
毎年順調に負債額は減少しているものの、平成25年では負債総額が180億円以上あり、苦しい状態が依然として続いています。交野市ではさらなる対策を進めてはいるものの、楽観視はできないというのがおおよその見方です。