大阪市天王寺区は、面積が4.84km²、総人口が77,064人の大阪市中心部にある区のひとつになります。
人口密度は15,920人/km²ですので、大阪市の中でも人口密度が高いのが特徴です。
地域特性があるとすれば、天王寺動物園があることでしょうか。
周辺は都会ですが、動物園だけは静かな環境になっています。
天王寺区の中心地はやはり天王寺駅とその周辺になります。
大阪環状線だけでなく、和歌山の新宮行きの特急や近鉄も乗り入れをしているため、北の梅田と並んで南のターミナルとして存在している点は、他地域との大きな相違点と言っても過言ではないでしょう。
周辺は、商業地区が一面に広がっており、一戸建て住宅やマンションなどの住宅地は、同じ大阪市の他の区と比較しても少ない傾向にあります。
歴史的に見ると、天王寺区は平安時代の難波京があった辺りと言われています。
この地域に四天王寺があり、その四天王寺から名前を取ったという説もあるのです。
江戸時代初期には、真田幸村が大阪夏の陣で戦ったのが、今の天王寺区辺りと言われています。
商業地が多い反面、歴史のあるお寺などの建物があるのも魅力の一つになるでしょう。
では、マンションに不動産投資をする場合にはどのようなメリットがあるでしょうか。
また、どのような点がデメリットになるでしょうか。
まず、人口が多く、地価が高い点が大きなメリットになり得ます。
しかも地価が上昇している地域になります。
天王寺地区の地価は1平方メートル辺りおよそ52万円になります。
バブル期はそれ以上の地価になっていましたが、それ以降は地価が下降して行きました。
正確に言えば、バブル期の前の時期ぐらいに戻っただけです。ただ、2012年以降は、地価が上昇しています。
地価は1年でおよそ6パーセント近くの上昇をしており、土地を購入したりマンションの一室を購入すれば、メリットを享受できます。
一方で、初期費用が他の地域に比べて高くなってしまうのはデメリットと言えるかもしれません。犯罪率についてみると、3.1パーセントほどになっています。
これは、大阪市の平均である1.6パーセントと比較をすると高いことが分かるでしょう。
もう少し正確に言えば、繁華街の犯罪発生率が高いだけで、住宅地は至って普通の治安になります。
子供がいる場合には、学校が充実している必要がありますが、義務教育課程である小学校や中学校は十分な数がそろっています。
待機児童数も1パーセント未満で優秀な数字でしょう。