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天井から覗いた部屋は「世界の縮図」そのものだった…!フランス人写真家が6年かけて世界55ヵ国1200人のベッドルームを撮影して生まれた写真集に、各界から絶賛の嵐。 『My Room 天井から覗く世界のリアル』ジョン・サックレー 3月16日金曜日 発売(ライツ社)

2018年3月16日

ライツ社は、フランス人写真家ジョン・サックレーが、世界55ヵ国1200人のベッドルームを撮影して生まれた写真集『My Room 天井から覗く世界のリアル』を3月16日に発売しました。ナショナルジオグラフィック・ポーランドが絶賛し、世界中で話題沸騰のドキュメンタリー作品が、ついに日本上陸。その多角的な芸術性とジャーナリズムに各界から絶賛の嵐。

■「My room project」天井から、部屋を覗くと、世界が見えた。

ある若きフランス人写真家、ジョン・サックレーが6年かけて世界を旅し、55ヵ国1200人のベッドルームを天井から撮影。格差、矛盾、夢、歴史…、世界の「違い」を「同じアングル」であぶりだした壮大なドキュメンタリー作品が日本でついに出版されます。 

書影

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ジョン・サックレー氏が、世界中の18歳〜30歳のベッドルームを撮り続けてきた「My Room Project」は、2010年〜2015年の間に行われました。そして、2017年に母国フランスにて出版された作品を、日本で唯一邦訳したものが本著となります。この写真集には、84名の寝室の写真とインタビューを掲載しています。

■同じアングルで撮影された寝室から見える、世界の「ちがい」と「共通点」とは?

初めて写真をとった部屋(イングランド)Penny

初めて写真をとった部屋(イングランド)Penny

仏の道で修行する部屋(ネパール)Pema

仏の道で修行する部屋(ネパール)Pema

ロンドンで銀行員として勤めるPennyは、ハイヒールのブーケとノートパコン、旅の本に囲まれながら部屋の中央からカメラを見上げている。彼女のそれと、ネパールの仏教徒Pemaの部屋は、一見ほど遠いものだ。若者の共通分母である「部屋の小ささ」を除いて、同一性はありません。
撮影条件は2つ。写真の真ん中にいて、天井につらされたカメラを見上げてほしい、ということだけ。この「トップ・ショット」はトレードマーク化され、共感を呼び、バズの波に乗るにつれて、参加者はSNSのおかげで世界中から集まりました。
この写真集は、手に届く距離にあるのに「部屋」という秘密に囲まれたために見えないものに気づかせてくれます。

銃のコレクションがある部屋(アメリカ)Ben銃のコレクションがある部屋(アメリカ)Ben

ジョン・サックレーによる、私たちの大きな惑星の一世代を、縮小して親密に侵入するジャーナリスティック作品は注目すべきものです。なぜならこれらの写真は、時に、世界中のテレビ画面という大きなドアを叩き壊すから。

ケネディ大統領が暗殺されたことで悪名高いアメリカのダラスでは、映画学科の学生Benが、目の前に広げられた火器のコレクションの横で「大統領の新しい火器所持法に反対しています」と一瞬も戸惑わずに証言します。

伝統的プロレスラーの部屋(メキシコ)King Warrior Ⅱ伝統的プロレスラーの部屋(メキシコ)King Warrior Ⅱ

メキシコのチワワでは、麻薬密売者と接触あるKing Warrior 2世が、若者たちに力と暴力の違いを理解してもらうよう嘆願しています。

ペルシアの画家の部屋(イラン)Elaheペルシアの画家の部屋(イラン)Elahe

イランのテヘランでは、彼女の家の紫のベルベットと同じように、ペルシア人の末裔として誇りで身を覆う美しきElaheが、「私たちは自分たちの国に投獄された心地です。それでも私たちは頭を高く掲げ続けます、いつの日か状況が改善されることを願いつつ」と述べます。

貧困層、富裕層、あらゆる地域・人種・背景を持つ人々をインタビューし、撮影。
 

戦争を知った部屋(ボスニア・ヘルツェゴビナ)戦争を知った部屋(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

アンデスの人里離れた村の部屋(コロンビア)アンデスの人里離れた村の部屋(コロンビア)

マサイ族の戦士の部屋(ケニア)マサイ族の戦士の部屋(ケニア)

ロリータファッションの部屋(日本)ロリータファッションの部屋(日本)

最後の遊牧民の部屋(カザフスタン)最後の遊牧民の部屋(カザフスタン)

今なおカーストに縛られた一家の部屋(インド)今なおカーストに縛られた一家の部屋(インド)

紛争の歴史と生きるジャーナリストの部屋(レバノン)紛争の歴史と生きるジャーナリストの部屋(レバノン)

 

 

ドバイの富豪「エマラティ」の部屋(UAE)ドバイの富豪「エマラティ」の部屋(UAE)

 

イスラム教徒のお手本部屋(サウジアラビア)イスラム教徒のお手本部屋(サウジアラビア)

■ジョン・サックレーの言葉(本文はじめに、あとがきより)

私は、世界でもっとも便利なパスポートを持つ、豊かな国の若い白人だ。人はしばしば、私がこの旅で学んだことを尋ねる。簡単に言えば、私は「世界が不公平な場所であること」を知った。

幸運は私たちすべてに平等に笑顔なわけではなく、いくつかは宮殿の中で成長し、いくつかは爆弾の影の中に隠れていた。私は、世界でもっとも恵まれていない人々にも、もっとも特権のある人々にも会う機会を得た。

彼らは見知らぬ私を信頼し、彼らの個人的な空間を明らかにし、時には自分の人生について私に話すために危険を冒した。そして、各々の写真の背景には、物語、インスピレーション、指紋のように個性的な特徴があった。

この本に出てくる小さなサンプルは、世界の70億の人々に何を教えてくれるのだろう。

明らかに、100人の写真、または1,000枚であっても、人類全体を描写するのに十分ではない。また私は、このプロジェクトが芸術、視覚人類学、ジャーナリズムのいずれの作品であるかわからない。

しかし、私はこれらの写真が、今日の私たちの暮らしを未来の世代に示すことができる貴重な資料であると確信している。なぜなら、世界は変化し、進化し、忘れ去られるものだからだ。写真は特定の瞬間を捕まえるが、人生は続く。

「持つ者」として、罪の意識から抜け出すことは容易なことではない。ちがい、不平等、他人、これらを考慮することがどれほど難しいものであっても、この本が、それらと向き合い、「持たざる者」を視野に置く手段となることを願う。

「My Room」プロジェクトの写真や証言を通して、地球の旅に出るあなたを私は歓迎したい。言語のちがい、偏見、異なる文化、それこそこのプロジェクトの本質であり、「他者を見ること」は「あなたを振り返ること」を意味するだろう。

Bon voyage.そして、幸せな読書を。

写真左がジョン・サックレー氏写真左がジョン・サックレー氏

■各界の著名人も絶賛!

  • 「カメラは天井、だからみんな上を向いている。それが彼らの気持ちのようにも見えるのだ」都築響一(写真家)
  • 「食い入るように見た。さまざまな秘密は、ひそかに暮らしの細部に宿っている」佐々木俊尚(作家・ジャーナリスト)
  • 「世界は多様だ。けれど見上げる顔はみな驚くほど似ている。それこそが「人間」なのだ」東浩紀(批評家)
  • 「部屋には、その人の生い立ちや嗜好、思想が詰まっている。そこを俯瞰すれば、時代や民族までもが見えてくる。「My Room」は、あらゆる壁や天井、偏見を取り払った、来たるべき「OUR WORLD」を、“アート" という魔法で魅せてくれる」小島秀夫(ゲームクリエイター)
  • 「見上げる若者の笑顔が世界の多様な価値観を認めているようだ」中川和彦(スタンダードブックストア代表取締役)

■本文サンプル画像
 

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■書籍情報

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『My Room 天井から覗く世界のリアル』
著者:ジョン・サックレー
発行元:ライツ社
定価:2,800円+税
取り扱い:全国書店、ネット書店

著者プロフィール:John Thackwray(ジョン・サックレー)
南アフリカ生まれのフランス人。映画監督・写真家。ソニーやコカコーラをはじめとする世界的企業、EUなどのCM制作を手掛ける。2010年より、世界中の18歳〜30歳の若者(ミレニアルズ)のベッドルームを撮影する旅「My Room Project」を開始。結果的に、6年間で、世界55ヵ国、1200人の部屋を撮影した。2017年、フランスにて『My Room Project Portrait of a generation』を出版。世界の世代のリアルを映し出した同プロジェクトは、ナショナルジオグラフィックやロンリープラネット、ハフィントンポスト、ナショナルパブリックラジオなどに絶賛され、瞬く間に世界各国で話題に。2018年、ライツ社より日本語版『My Room 天井から覗く世界のリアル 55ヵ国1200人のベッドルーム』を出版。

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