調査・アンケート 転職

93%が「ギャップ感じた」保育士の離職を防ぐために埋めるべきギャップとは?

保育士になる前に持っていたイメージと、実際になってからの現実にギャップを感じた保育士は93%にものぼった・状況改善のために行動できた保育士は3割・どうすれば保育士は、いきいきと長く働き続けられるのか
保育士の人材紹介サービス【保育のお仕事】( https://hoiku-shigoto.com/ )を展開する株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、保育のお仕事研究所レポートの読者、保育系のSNS(Facebook、Twitter)の読者を対象に、「保育士としての就業前後で感じたギャップ」に関する調査を実施しました。
【背景】
厚生労働省の調査( http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/s.1_3.pdf )によれば、保育士の離職率は平成25年度時点で10.3%に及びます。待機児童が増加の一途を辿る中で、保育士の人材不足はどんどん深刻になっているのです。しかし、退職することになってしまった保育士も、いま辞めようか悩んでいる保育士も、はじめは「保育」に希望や期待を持って国家資格を取得したはず。辞めてしまった・辞めたくなってしまった原因は、そうした入職前と入職後のギャップにあるのではないでしょうか。そこで保育士を対象に、「入職前後でどんなギャップを感じたか?」「そのギャップにどう対処したか?」などを調査しました。
【調査結果】
■「保育士になる前に思い描いていた保育士像と、実際に保育士になってからの現実にギャップはありましたか?」と質問したところ、 「ギャップがあった」が93.6% 、「ギャップはなかった」が6.4%となりました。

■「どのようなイメージを持って保育士を志していましたか?(※複数回答可)」と質問したところ、「子どもと一生懸命遊んで、成長を見守る仕事」が74.1%、「子どもの面倒を見るのが好きな、優しい女性の多い仕事」が72.9%、「国家資格を必要とする、安定した仕事」が27.6%、「楽器演奏や工作など、自分の得意分野を活かせる仕事」が15.9%となりました。

■「 実際に保育士として働いてみて、どのようなところにギャップを感じましたか? 」と質問したところ、以下の回答がありました。

「現場最優先・子供最優先と思っていたが、あらゆる書類の作成や大人の都合に追われ「どちら優先なんだろう?」と感じることが多かった」(30代・女性)
「子どもに対するのと同じくらい、大人への支援が必要なことが多い。保護者にしろ、職員にしろ」(30代・女性)
「上の先生たちからのいじめで仕事が楽しくなくなった。子どもと関わる仕事だから、現場でそんな目に合うと思わなかった」(20代・女性)
「仕事量(週案、月案、個人記録、研修、出張、行事)があるわりに、給料が少なすぎる。こんなに大変な思いをしてたんだと感じた」(30代・女性)
「定時で勤務終了できると思っていたが事務仕事が膨大で、常に時間外勤務や持ち帰り仕事が多い」(40代・女性)

「ギャップがあった」と回答した人に「ギャップを解消するための行動を起こせましたか?」 と質問したところ、「行動を起こせた」が30.1%、「行動を起こせなかった」が69.9%となりました。

■「行動を起こせた」と回答した人に「ギャップを解消するためにどのような行動を起こしましたか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

「書類の見直しを園長に訴えることで、書類の負担がこれから軽減されるところだ」(20代・男性)
「保育士同士で声かけあい、見守っている」(30代・女性)
「土曜日出勤をしないようにしていたが、土曜日を月2回入れるようにして、他の先生が休めるようにした」(40代・女性)
「陰口いう人には直接話をしに行きます。又労働基準局に行きました」(20代・女性)
「必要な知識や技術を取得すべく、自主的に研修を受けに行くなど専門職としての自己研鑽に努める」(50代・女性)

■「行動を起こしたことで状況は改善されましたか?」と質問したところ、「改善された」が35.8%、「改善されなかった」が69.9%となりました。

■「行動を起こせなかった」と回答した人に「ギャップを解消するために行動を起こせなかったのはなぜですか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

「みんなやっているからとあきらめてしまう」(40代・女性)
「年功序列の社会で、どうしようもないと思ったから」(30代・女性)
「先輩の先生方には常にイエスマンでいなければならないので、行動を起こすなんて、もってのほかでした」(20代・女性)
「狭い社会なので、園長や主任に嫌われると働きづらくなるから」(40代・女性)
「意見しようとしても他の先輩に告げ口をされたことがあるから」(20代・男性)

■「ギャップが生じたのはどうしてだと思いますか?(※複数回答可)」と質問したところ、「覚悟はしていたが、そのギャップが自分の想像以上に大きかった」が66.5%、「入職先の保育士から直接話を聞ける機会がなかった」が39.6%、「入職前の情報収集が足りなかった」が31.7%、「保育園から提示された情報が実際と異なっていた」が29.9%となりました。

■「ギャップをなくすにはどうすべきだと思いますか?(※複数回答可)」と質問したところ、「待遇を期待通りの水準に向上させるべき」が64.0%、「入職先の保育士とディスカッションできる機会を設けるべき」が48.4%、「保育園や養成校の情報開示がより詳細になるべき」が41.6%、「1日体験など、事前に現場に入る機会を設けるべき」が2.4%となりました。

■ギャップをきっかけに退職してしまった人に「復職するためには、どのような改善が必要だと思いますか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

「下の先生でも、きちんと意見を言える職場づくり。上がいうことは絶対という時代は終わっていると思う」(20代・女性)
「園長や主任の意識改革」(30代・女性)
「一般的に問題だと思われる内容に関して、外部の視点も入れた議論ができる場を」(40代・女性)
「休みをもっととりやすく、フォローしあえる環境になって欲しい」(30代・女性)
「職場にメンタルヘルスケアができる人がいると良いかと思う」(40代・女性)

全調査データは保育のお仕事レポートのページにてご確認いただけます。
https://hoiku-shigoto.com/report/news/enquete-gap/

■アンケート調査概要
・調査期間:2017年8月25日(金)~9月8日(金)
・調査対象:保育のお仕事の読者のほか、保育系のSNS(facebookページ、twitter)の読者となっている全国の20代~60代の男女173名
・男女割合:男性/4.0%・女性/96.0%

【株式会社ウェルクスについて】
株式会社ウェルクス(URL: http://www.welks.co.jp 、本社:東京都墨田区、代表取締役:三谷 卓也)は、人材不足が問題といわれている保育士や介護職の人材紹介業を中心に事業展開しています。近年では認知症に関するメディア事業のほか、放課後等デイサービスの運営展開しており、福祉領域の課題解決を行っています。

【保育のお仕事とは】
保育のお仕事( https://hoiku-shigoto.com/ )は保育士、幼稚園教諭専門の転職支援・適職紹介サービスです。主に転職や復職にて、保育園や幼稚園で働きたい保育士・幼稚園教諭と求人中の施設・事業所とを仲介する形で、復職・転職を全面的にサポートしています。その他、保育に携わるうえで役立つ情報を【保育のお仕事レポート】( https://hoiku-shigoto.com/report/ )を通じて紹介しています。

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株式会社ウェルクス 保育のお仕事レポート担当
担当:吉原(よしはら)
TEL:03-5638-6191 FAX:03-5638-6192
MAIL: kasumi-yoshihara@welks.co.jp

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